ソーサラー狩り 爆れつハンター 血封印

ISBN:9784073002000

伝説の人

もはや黒歴史と化している気もしますが、確実にライトノベル形成の歴史に重大な影響を及ぼした方がいます。あかほりさとるです。今の講談社*1の作品を「どうでも良いことをやたらとくどくど書く」とカテゴライズするならば、あかほりさとるは「何でもかんでも擬音化する」といって良いでしょう。
例えていうならば、

  • あかほりさとる「ドカーン!俺は振り返った。」
  • 講談社「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。」

このような感じになります。

構成

口絵
  1. キャラクター紹介
  2. 作者とキャラクターがドタバタコメディをしている漫画
文章
  1. 作者とキャラクターによるドタバタコメディ
  2. 本編
  3. 用語集
  4. 巻末キャラクター座談会
  5. あとがき

以上のようになっております。もはや、小説とカテゴライズできる類のものではありませんね。

特徴

  • 改行が多い*2
  • 会話文が多い
  • 擬音が多い
  • 擬音の前後は一行空け
  • したが真っ白*3
  • 頭の中にスクリーンをイメージして、読むアニメとして楽しむのが一番*4

*1:奈須きのこ西尾維新上遠野浩平、電撃だが入間人間などを想定

*2:川上稔もびっくり

*3:ハセガワケイスケもびっくり

*4:メディアミックスありきの作品ですから