電撃文庫視点からの雑感
主人公に人間じゃない女の子がとりついてその女の子が武器になって戦うアニメ - orangestarの日記
これを読んで、思ったことをテキトーに書き散らします。
発祥について
主人公に人間じゃない女の子がとりついてその女の子が武器になって戦うアニメ
が、ものすごい増えてるのは、やっぱりフェイト以降の伝統だと思う。
実は原作ベースだと、フェイト「以降」というよりは、フェイト「前夜」からの伝統と言えます*1。
作品名 | 発売 | |
Fate | 04/01 | |
シャナ | 02/11 | |
護くんに女神の祝福を! | 03/09 | |
いぬかみ! | 03/01 | |
我が家のお稲荷さま。 | 04/02 |
上記の作品はいずれも、主人公よりヒロインの方が直接攻撃でまさる作品ですね。
レギオスの扱いについて
レギオスは主人公に人間じゃない女の子がとりついてその女の子が武器になって戦う
作品ではなく、べらぼうに強い主人公にあこがれる少女たちという構図の作品です。少なくとも、第5巻くらいまではそうでした。アニメでは早めに強い敵を出したせいでそうは感じられませんでしたが。
何故男キャラが必要なのか
これはライトノベルに限った話です。
少女Pから少女Qへ何らかのアクション(P→Q)を起こした場合、Q→Pという反応になってしまいます。
Q←→P
という構図を外から眺めるわけです。ラノベにおいて、この構図は感情移入しにくいでしょう。
だったらいっそ、読者の代理として男主人公Mを登場させて
M←→P,M←→Q
という構図にしてしまえばいい。そうすればQ←→Pを描かなくてもすむわけです。
漫画の場合、絵を利用することでQ←→Pを描けるので男イラネになるのではないでしょうか。
主人公は白魔道士、ヒロインは剣士
- 舞台は(一応)現代日本
- 主人公は少年、特に中高生である
- 少女が非日常からやってくる
- 少女の襲来とほぼ同時に、主人公に災厄が襲い掛かる
- 少女の能力は読者にもわかりやすい、直接的な能力である
- 何らかの形で少年も力を得る
- 少年の力は「使いどころが難しいが、戦況を左右する」
最近のバトルものライトノベルは、上記の要素をふたつくらいは満たしています。特に重要なのは5と7で、電撃文庫のバトルものアニメはいずれかを満たしています。
リナ・インバースみたいなキャラは滅多に出ません。レギュラーで出る作品があるとすれば、そのキャラは完全なる世界の傍観者です*2。
このような現象は多分「ジョジョ」型と「ドラゴンボール」型モデルで分析できると思うのですが、私にそんな能力はないのであきらめます。