国語審議会─迷走の60年

国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)

国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)

国語審議会――それは日本語の指針を定める会議。
戦後日本、日本語を如何にすべきかで大論争が起こった。
一方は、日本語をやさしくすべき。
他方は、日本語はすでに合理的な構造だから維持すべき。
どちらも、民主主義を盾にして論戦を組んでいたが、実は戦時中は大東亜共栄圏を盾に同じ事を言っていたのであった。
何というか、馬鹿げています。