国際正義の論理

国際正義の論理 (講談社現代新書)

国際正義の論理 (講談社現代新書)

国際政治経済学には大きく分けて二つの派閥がある。
理想主義と現実主義だ。
現実主義は、勢力均衡に代表されるように「滅ぼされないために、国家は如何に動いているのか」を論じる。
他方、理想主義は国際社会は何処に向かうべきかを論じる。
本書の立場は、理想主義である。
現実主義に共感を覚える私にとっては非常に新鮮なモノであった。