古代中国の実像と虚像
- 作者: 落合淳思
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 新書
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「受験中国史」に対して激しくつっこんでいきます。
思うこと。教科書は通説+政府見解で別に良いと思うのですよ。
理由は簡単で、新有力説が登場するたびに合わせるのは非常にコストがかかる。
「ミドリムシは植物か生物か」
「社会権に関する判例は統治行為論なのか間接適用説なのか」
こんな細かいところをいちいち説明していたら、ただでさえ時間ギリギリのカリキュラムが破綻してしまいます。
「教科書には嘘も多い。意見が分かれる部分がほとんどだ」ということを生徒に認識させることが大切だと思う。
小学生低学年には「海には魚が住んでいる」と教え、学年があがってから「実はほ乳類もいる。無脊椎動物もいる」と教えていくのが筋でしょう。