自由はどこまで可能か―リバタリアニズム入門

自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)

自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)

リバタリアン」という自由絶対主義者がいる。
そのような人たちはどのような主張をしうるか思考実験している一冊。
例えば「結婚制度はなくすべきである。そんなことをせずとも契約によって事実上の婚姻状態を保護することが出来る。しかし、現状の制度では夫婦に同居義務を課している時点で、制約的である。離婚時の財産配分に関しても半ば強制的に規定している時点で自由とはほど遠い」のように。
惜しむらくは、市場経済に全幅の信頼をおきすぎている事である。
ちょっと怖い。
私も自称リバタリアンよりだがちょっと怖い。