付喪堂骨董店〈7〉

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

見事などんでん返しです。
今までは、「不思議な道具で不幸になる人々の短編集」といった趣だったが、今回は最終巻だけあって違います。
端的に言うと
語り手は時間をループしていた
のです。
今まで便利に使っていた主人公の「予知能力」は、今までのループ内で経験済みの失敗だった、というわけ。
これには驚き。


もちろんループしてきた事にも理由がある。
そしてループを続けるのにも理由がある。
ループをやめる理由は何か。
これが、本書のテーマです。