RPG的展開(ネタバレ上等)

獅子の玉座〈レギウス〉 ISBN:9784840241274

アルティマニアを読みながらゲームしている感じ

正当派ファンタジーなのですが、いきなり国際情勢を語られてしまいます。これは『銀河英雄伝説』と同じなのですがその説明が非常に詳しいです。
はじめに創世神話から語られ、次に由緒ある王国が滅んだことをほのめかします。これでもかと言うほどの設定の嵐。設定好きにはたまりません。

正当派的展開

  1. 流浪の元海賊と亡国の王女が出会う
  2. 海賊は王女の守り手となる
  3. 旅の途中で吟遊詩人と出会う
  4. 王女は敵の王にさらわれ聖域へと連行される
  5. 王は野心家の弟に暗殺される
  6. そのどさくさに王女は禁じられた至宝を用いる
  7. 実はその至宝は破滅への道具であり、王女はその体を乗っ取られる
  8. 海賊はどうにかその呪いを解く

ここまで正当派のシナリオはみたことがありません。まさしくRPG的展開。PS2世代のRPG好きは是非とも。

イラスト

実はイラストレータが『アトリエ』シリーズの方でした。通りでRPG的なるものを感じたわけです。