とある飛行士への追憶

ISBN:9784094510522
上のリンク先から他のブログを見ていただければわかりますが、この作品非常に評価が高いです。別に他者の好みをどうこう言うつもりはないのですが(といいつつ文句を言う)、個人的には楽しめませんでした。
たかだか数日間の逃避行にして逃飛行の作品。飛行機一つで敵軍ひしめく大洋を突破する作品なのですが、わかりやすい超能力設定が存在しないので地味に感じました。
まず、舞台が海上だったので、飛行機が墜落してから歩いて逃げるという事もできない。空中だから派手なギミックを使えない。設定上、逃飛行の最中に第三者と関わることもない。本質的に地味になってしまうシチュだとおもいます。
だからこそ、受けたのかも知れません。派手なギミックを避けることで、ストーリーをきれいにまとめたということなのでしょうか。とにかく地味でした。奇をてらってない素晴らしい作品ともいえますが、好きになれませんでした。