ライトノベルの十戒?

ラノベ365日: ライトノベルの十戒

このエントリを読んで、泡沫ブロガーの私も挑戦してみました。改変に近いですが。
参考ノックスの十戒とは

IVAN流ライトノベル十戒

  1. シリーズ中盤以降に新たな登場人物を出すときは、既存の登場人物と何らかの関係性を持たせるべきである。
  2. 設定に超自然力を用いるべきである。(例、超能力、魔術など)
  3. 秘密の通路や秘密室を用いるのは仇側だけにとどめるべきである。
  4. 設定には、非常にむつかしい似非科学的説明を用いるべきである。
  5. 親を物語に深く関わらせる場合、父母どちらか片方にとどめるべきである。
  6. 偶然の発見、登場人物の覚醒、仲間の救援によって事件を解決するのがよい。
  7. 語り手側が完全に敗北してはいけない。敗北する場合は、何らかの救いを残しておくべきである。
  8. 天変地異によって事件を解決してはいけない。
  9. 語り手は彼自身の判断を全部読者に知らせるべきである。又、語り手は一般読者と同等かつ他の登場人物よりも上の知能を持つ人物がよろしい。
  10. 双生児や変装による二人一役は、積極的に用いるべきである。双子は姉弟であるとなお良い。

解説

1について。序盤は偶然の出会いであっても良い(場合によってはそちらの方が推奨される)でしょうが、中盤以降は"女の子が空からふってくる"ような展開は避けるべきでしょう。但し、"ふってきた女の子が実は第1巻から登場していた人物と同郷"ならば良いかも。
2について。超自然力を用いない作品はけっこう持ち上げられるけど、そういう作品でも、登場人物自体はオーバスペックだったりするんだよね。『半分の月がのぼる空』の友人はプロレスが強いし、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の妹は明らかに超人です。
3について。"こんな事もあろうかと"はネタ展開で使った方が良いです。
4について。イマドキの魔法は理論的に説明できるのです。
5について。"両親の不在"がラノベのテンプレという方がいるけれど、そうすると『灼眼のシャナ』とかどうなるの?というわけです。でも、"両親二人とも存在感がある"作品は何か少ない気が。
6について。別に富士見ファンタジア批判ではないです。バトルものは劣勢からの逆転が面白いと思う。劣勢からの逆転といえばこのパターンでしょう。
7について。鬱展開といわれるシリーズでも、主人公はまず死なないです。少なくとも全滅はしない。
8について。洪水で敵軍が消えるなんて事は出来る限り避けるべき。登場人物の行動が主となって事件が集結に向かう方が良いと思います。
9について。語り手が「バカ」というのは非常に難しいです。
10について。これ以上何を語りましょう。


というわけでネタ混じりで書いてみました。どう考えても「これは違う」というものも多いですが、そんなものです。多分。二十則を守っているミステリ作品がどれだけありましょうか。(と、居直って終わる)